大阪府中小企業団体中央会では、８月３日（火）シティプラザ大阪でリアル開催により、５３名の皆様にご参加いただき、令和４年度第２回共済事業セミナーを開催いたしました。
今回のテーマは「ヒラタ流・スマイルプロジェクト～コロナに負けない笑顔と幸福を生み出す縁活～」、講師は株式会社日本旅行『おもしろ旅企画ヒラタ屋』代表 平田進也氏。平田氏は、特異なキャラクタ―を生かした豊富な経験と巧みな話術が人気の浪速のカリスマ添乗員で、『平田進也と行くツアー』は販売即完売と話題を呼び、会社公認のファンクラブ『進子ちゃんクラブ』は、最高齢９０歳までの熟年層を中心に約２２，０００人の会員を有しています。
講演では、新型コロナウィルスによる大打撃を被り深刻な状況に陥った旅行業界で、平田氏自身も大規模ワクチン接種会場での誘導業務等に奮闘する傍ら、徹底したサービスの原点である「お客様の喜ぶことは何か」を追求し、“旅行＋笑い“を基本とする業界初の『ヴァーチャルツアー』を企画運営されたこと、また、親睦旅行に行けない企業からの相談をヒントに立ち上げた『スマイルプロジェクト』とは、生産者の「特産品が売れない」「新型コロナウィルスの影響で販路がない」という悩みと、消費者の「旅行に行けない」「日々の楽しみがない」という渇望感を平田氏の持つ”縁“を軸に笑顔でつなぎ、○（マル・円）にするコミュニケーションであり、まさにコロナに負けない幸福を生み出す活動・縁活であることなどを熱く語られました。
さらに平田氏は、キャンセル続出のホテル宴会場を”まるごと鹿児島県“や”まるごと北海道“と銘打ち、雄大な映像と旬の食材を至極の一品に仕上げるホテルシェフの料理により、お客さまがまるで現地を旅する気分になれる企画も立ち上げられました。
最後に平田氏は、”愛犬ふれあいバスツアー“などのツアーがリピーター率８０％を超える秘訣は、①発想力の転換、②隙間を埋める徹底したサービスであるとし、「人には目の温度計がある。怒りは１０時１０分。平穏は９時１５分。笑いは８時２０分である。人を喜ばせる度合は１００％ではなく１２０％。１００点は満点ではない。喜んでいただけることを徹底的にやることである。」と語られ、多くの参加者は納得と笑いの渦に引き込まれました。
終了後のアンケートには、「元気が出た。サービスの本質が勉強になりました。」「同業者で共鳴できるところがたくさんありました。どうしたらお客様を楽しませることができるか常に考えたいです。」「非常に良かった。改めてサービスとは何か見つめ直せました。」などの感想が寄せられ、コロナ禍に悩む事業者の営業活動や企業戦略に大変参考になるセミナーとなりました。大阪府中央会では、今後もこうしたセミナーを開催し、会員の皆様に様々な情報提供をさせていただきたいと考えております。お時間の都合がつきましたら、是非次回は本セミナーにご参加いただきますようよろしくお願い申し上げます。
お問い合わせ先 総務部経理課（担当：古谷）TEL:06-6947-4370
