大阪府中小企業団体中央会では、去る11月15日(水)、WEB配信にて、「中小企業の生成AI活用法」をテーマに、株式会社 エムティブレイン 代表取締役 中小企業診断士 山口 透 氏をお招きし、講習会を開催致しました。
生成AIは、大量のデータを学習して言葉を理解するモデルを作り、ユーザーからの質問に対して関連する答えを生成します。テキスト、プログラミングのコード、画像、音声、動画など、多岐にわたるコンテンツを生成する能力を有しています。
生成AIの種類として、テキスト生成にはChatGPTやBing、Bardが、画像生成にはDALL-EやStable Diffusion、音声生成にはAmper MusicやAIVA、動画生成にはRunway Gen-2やSynthesiaが挙げられます。これらの技術は、それぞれ自動生成や修復、編集などの様々なタスクに利用されています。
生成AIを活用する際には情報の正確性や機密情報の取り扱い、変化への対応などに留意する必要があります。明確な質問やコンテキストの提供、キーワードの利用が、ChatGPTなどの生成AIをより効果的に利用するポイントとなります。
ChatGPTはOpenAIによって開発された言語生成モデルであり、大量のテキストデータを学習して人間のような文章を生成することができます。無料版と有料版の違いには学習量やプラグイン利用、サポートとアップデート、利用制限などがあり、有料版ではこれらがより高度に提供されます。
ChatGPTをより効果的に利用するためには、明確な質問、コンテキストの提供、キーワードの利用、簡潔な質問が重要です。これにより、より精度の高い回答を得ることが可能です。
その他、ChatGPTを活用して議事録の作成や、製品の比較提案など、実際に使用しているところを実演しました。
中小企業が生成AIを活用する際には、適切なタスクの選定やAI(DX)リテラシーの向上が重要であり、これらを踏まえた上で効果的に導入することが求められると説明され、今回の講習会を締め括られました。
ZOOMウェビナーによる講義の様子